子猫の社会化期 大らかで明るい性格の猫に育てるために

まるで親友のように犬と仲良く過ごす猫の動画を見たことがありませんか? 幼い子猫のうちに犬と触れ合っていると、犬と仲良しの猫に成長します。 同じように早くから人間と触れ合っていると人なつこい猫に成長します。 社会化期と呼ばれるこの時期に、できるだけいろいろな経験をさせてあげて、 いろいろなことに慣れさせてあげると、大らかで明るい性格の猫に育ちやすくなります。 猫と仲良くなる方法

まるで親友のように犬と仲良く過ごす猫の動画を見たことがありませんか?

幼い子猫のうちに犬と触れ合っていると、犬と仲良しの猫に成長します。
同じように早くから人間と触れ合っていると人なつこい猫に成長します。

社会化期と呼ばれるこの時期に、できるだけいろいろな経験をさせてあげて、
いろいろなことに慣れさせてあげると、大らかで明るい性格の猫に育ちやすくなります。

そのためには具体的に何をしてあげれば良いのか、どんなことに気を付ければ良いのか
わかりやすく解説していきますね。

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい

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社会化とは

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
例えば毛づくろいをするとか、爪をとぐとか・・・
これらは誰かに教えてもらうわけではなく、遺伝によって自然に身に付く本能的な習性です。

社会化というのは、自らいろいろなことを体験して学習し、
それを元に周りと協調しながらうまく生きていく力を身に着けていくということです。
自然に身に付く「習性」とは別物なんですね。

猫では生後2週齢から9週齢ごろが最も社会化に適した時期(社会化期)とされています。

社会化期に慣れさせておきたいこと

人間とのスキンシップに慣らす

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
社会化期に、猫の顔や体をまんべんなく触ってあげて
人間に触られることに慣らしてあげると良いですよ。

幼少期に人間とのスキンシップをたっぷり経験した猫は
飼い主を信頼するようになりますし、飼い主以外の人にもなつきやすい猫に育ちます。

少なくとも飼い主と、その家族にはできるだけ早い時期にに慣れさせたいものです。
できれば老若男女、いろんな声や体格の人に慣れさせることができれば理想的です。

同居猫や他の動物に慣らす

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
子猫は社会化期に接触して触れ合った動物を「自分の仲間」と認識して、
大人になってもずっと仲良しで暮らすようになります。

一緒に暮らす同居猫や犬などがいる場合は、できるだけ早い時期に慣れさせてあげたいものです。

ニオイに慣らす

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
幼少期の猫にとってニオイを嗅ぐことも刺激になります。
飼い主や家族、同居猫のニオイのついたタオルや毛布などを積極的に嗅がしてあげると良いですよ。

いろいろなタイプのフードに慣らす

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
成猫になると「食事の好き嫌い」に悩むことが多くなります。
幼少期のうちに肉や魚、ドライやウェットといった
いろいろなタイプのキャットフードに慣らしてあげたいものです。

キャリーやケージに慣らす

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
動物病院に連れていくときに入れるキャリーや
留守番させるときに入れるケージも早めに慣らしておくと
大人になったとき楽になります。

いきなり猫を入れて扉を閉めた状態で慣らそうとするのではなく、
扉を開けた状態で自由に出入りさせながら、自然に慣れさせる方法がオススメです。

トイレのしつけ

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
子猫がトイレに行きたそうにしたら、サッと砂の上に乗せてあげます。
うまく砂の上で用を足せたら、優しくなでてほめてあげましょう。

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爪とぎ場所のしつけ


爪とぎに子猫の前足を持って行って触れさせます。
自分の肉球のニオイがつくと、そこで爪をとぐ習慣がつきやすくなります。

子猫に嫌な思いをさせると、かえって逆効果

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
社会化期にいろいろな体験をさせて、
いろいろなことに慣れさせるのは大切なことだと説明してきました。

でもだからといって、子猫に嫌な思いをさせてまで教え込もうとするのはかえって逆効果です。

例えば人に慣れさせたいからといって、無理やり抱いたりさわったり、
大声で近づいたりしたら子猫も怖がってしまいますよね。

この辺りは細心の注意を払ってあげる必要があります。
子猫の気持ちをよく考えて、あせらず、ゆっくり穏やかに接してあげることが大切です。

噛み癖をつけないためのポイント

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
猫の「噛み癖」に悩む飼い主は多くいらっしゃいます。

子猫同士の「じゃれ噛み」は猫本来の行動で、経験の中で加減を学んでいきます。
しかし相手が人間となると、その加減がわからず飼い主の手足が傷だらけになってしまうことも。

特に幼少期に人の手足を使って遊んでいると、人の手足を噛む猫に育ってしまいます。
子猫と遊んでいるときに、人の手足を狙ってくるときは相手にしないように十分に気をつけましょう。

猫じゃらしやボールなどの「道具」を使って遊んであげることが、とても大切です。

社会化期が終わったら順応しない、という意味ではない

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
子猫の社会化期は生後2週齢から9週齢・・・
9週齢ということは約2カ月。
2カ月なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。

社会化期の間に、子猫にできるだけいろんな経験をさせて
慣れさせた方が良いと説明してきましたが、

社会化期が過ぎてしまったら、もう順応できなくなってしまうという意味では決してありません。

この時期に社会学習をすると比較的スムーズに順応しやすいというだけで、
大人になってからでも、学習したり順応したりするチャンスは十分にあります。

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
こういう話をすると、もう亡くなってしまったのですが、
以前飼っていたクロというメス猫のことを思い出します。

元野良猫だったのですが、保護して家に入れても警戒心が高く
なかなか心を開いてはくれませんでした。

それでも毎日名前を呼び掛けてご飯をあげているうちに
僕が危険な存在ではないことを理解して、
少しずつ打ち解けてくれるようになりました。

抱っこなんかは最後までできませんでしたが、
そっとなでてあげれば嬉しそうにゴロゴロ言ってくれたものです。

クロはクロなりに控えめに親近感を示してくれるようになりました。
今でも懐かしく思い出します^^

最後に

猫の社会化期にはいろいろなことに慣れさせてあげたい
野良猫を保護するにしても、ペットショップで購入するにしても
出会ったときにはすでに社会化期を過ぎている場合も幾らでもありますよね。

繰り返しになりますが、社会化期というのはあくまでも目安です。
大人になってからでも学習したり、順応したりするチャンスは十分にあります。

またいろいろな人に会わせたり、いろんな経験をさせたりした方が良いといっても
現実的になかなか難しい場合もあるでしょう。

何でもかんでも詰め込もうとすると、猫も飼い主も辛くなるだけです。
無理は禁物です。

その猫の性格や、飼い主の状況に合わせて
できることを少しずつ楽しみながら教えてあげれば良いと思います。

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