猫の学習能力を実感!決まった時間に毎日必ず甘えてくる我が家の太郎

猫の学習能力 猫と仲良くなる方法

猫は犬のように「お手」とか「お座り」「待て」といった芸を覚えたりはしません。
でも「嬉しいこと」や「イヤなこと」は実によく覚えています。

僕が猫の学習能力を実感するのは、
決まった時間に毎日必ず甘えてくる我が家の太郎を見る時です^^

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我が家の太郎の話

我が家の太郎です。年齢は10歳くらい。
性格は一言でいえば平和主義です。

どちらかといえば気が弱く、争いごとは嫌いです。
他の猫たちと争うよりは、黙って譲ってあげる・・・
そんな猫です。

この太郎なんですが・・・

僕が晩御飯を食べ終わって
食器を洗い終わり、テレビの前の座椅子に座ると、
どこにいても必ず僕のそばに寄ってきます。

毎日、必ずです。
寄ってきた太郎を、膝に乗せてひとしきりなでてあげます。

10歳を過ぎればもう高齢猫・・・
「おまえのことを大切に思っているよ」という気持ちを込めて
できるだけ優しくなでてあげます。

時間にして5分くらいなんですが、
毎日、必ずそういう時間を作ってあげます。

太郎も毎日のこの5分を楽しみにしているようで
僕が晩御飯を食べ終わって、食器を洗って
テレビの前に座ったタイミングで必ず寄ってきます。

このタイミングで、ここに行けば嬉しいことがある
太郎は太郎なりに学習しているんですね^^

猫は優れた記憶力を持っている

芸は全然覚えない猫ですが、記憶力はとても優れています。
猫が覚えるのは・・・

  • お腹が空いたときにご飯をくれる人
  • 構ってほしいときに甘えさせてくれる人
  • 快適に寝ることができる場所
  • 危険な場所
  • 自分に危害を加える可能性がある人

といった自分が快適に生きていくために必要な事柄です。
こういうことは本当によく覚えますし、覚えたことをもとに工夫もします。

ドアのノブに飛びついて開けたり、
キッチンの台に飛び乗って食べ物を見つけたり・・・

こういう鳴き方をしたら飼い主はご飯をくれるとか
こう鳴けば膝に乗せて撫でてくれるとか・・・
そういうことを細かく覚えて鳴き声を自由に使い分けることもできます。

自分自身が快適に暮らしていくために発揮する学習能力は抜群に高いですよ^^

どうして猫は芸を覚えないのか?

犬好きな人から見たら、芸を全然覚えない猫の学習能力は
犬より劣っているように感じるかもしれませんが、その考えは間違いです。

言ってみればこの違いは、野性時代から脈々と受け継がれている両者の生態の違いですね。

犬は群れ生活者

犬はもともと群れを作って生活する動物です。
群れを作るというのは、リーダーの元で統制の取れた社会を作って暮らすということ。
ですから生まれつき協調性があるんですね。

  • リーダーに従う気持ち
  • 周りに対して遠慮したり我慢したりする気持ち
  • 仲間と協力する気持ち

僕たち人間が当たり前に持っているこういう気持ちを、犬も持っています。
家で飼われている犬にとっては飼い主がリーダーです。

リーダーである飼い主の命令で「お手」とか「お座り」も覚えますし
命令されたモノを取ってくることなどもできるようになります。

犬は飼い主が喜ぶことをして、ほめてもらいたいと思う動物です。
ですから飼い主にほめられると「次も同じことをしてほめてもらおう」と頑張りますし、
叱られると「次は叱られないように気を付けよう」と反省もします。

犬は飼い主に忠誠心を持っているのです。

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猫は単独生活者

猫は野性時代の昔から単独で生活する動物です。

ですから犬のように「リーダーに従う」とか「周りに遠慮する」とか
「仲間と協力する」とか・・・
そういう気持ちは元々持ってはいません。

「お腹がすいた」とか「甘えたい、構ってほしい」という気持ちのときは
飼い主に寄ってきますが、

「一人でいたい、放っておいてほしい」という気持ちのときは
プイっと遠くへ行ってしまう・・・

猫は飼い主のことをリーダーだなんて思っていませんし、
飼い主にほめてもらいたいとも思っていません。

そんな猫に犬のように芸を覚えさせるというのは、最初から無理な話なのです。

猫のしつけのアドバイス

犬のしつけの基本は、上手にほめたり叱ったりしながら
「飼い主にほめられることをしよう。飼い主に喜んでもらおう」と
犬に思わせることです。

しかし猫には飼い主にほめられたいという意識がもともとないので、
この方法は使えません。

粗相や爪とぎをして困っているとか、
乗ってほしくない場所があるとか・・・

猫に何かをさせないようにしたい場合は
しつけてさせないようにしようとするのではなく
物理的にできなくさせる方法を考えた方がうまくいく場合が多いです。

例えば服の上に粗相をしてしまうのなら、
猫が近づけないところに服はすべてしまってしまいます。

ソファで爪とぎをするなら、ソファのある部屋に猫をいれない、
それが無理なら、ソファにカバーをかけて保護する。

このように物理的にできなくする方法をまずは考えます。

その上で清潔で快適なトイレの数を増やしてあげたり
またたび入りの爪とぎを置いてあげたりといった
猫の気をそらす「代わりになるモノ」を与えるのです。

この物理的にできなくして、代替品を与えるという方法は
猫のしつけにとても有効です。

あとがき

猫は毎日の生活の中で飼い主のことを本当によく見ています。

飼い主の言葉や態度を、そのときの自分の経験や気持ちと結び付けて
しっかりと覚えています。

そういう意味での学習能力は物凄く高いです。
できるだけ猫に「嬉しい!楽しい!」と学習してもらえるよう接したいですよね。

間違えても感情に任せてキツク当たるような態度を取っていけません。
「この人は自分にとって恐ろしくて危険な人」と猫に学習されてしまうと
2度と心を開いてくれなくなるでしょう。

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