猫とのお別れ 後悔しない対処法とペットロスについて

猫とのお別れ 高齢猫を大切にしてあげたい

僕の家では、これまで本当にたくさんの猫を飼ってきました。
猫たちからたくさん楽しみや幸せを与えてもらいましたし、
悲しいお別れもたくさんしてきました。

今回は、猫とのお別れについての僕の経験を交えながら、
後悔しない対処の仕方とペットロスについて考えてみます。

猫とのお別れのときが来たら

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お別れのときが近づいたら

治療費のこと、治療内容のこと

室内飼いの猫の多くは最後は病院のお世話になります。
やはり実際問題として、飼い主に重くのしかかるのは治療費でしょう。
特に重い病気の場合は治療費も高額になりがちです。

動物病院でかかる費用は保険が効かないので、
人間のように3割負担という訳にはいきません。
全額自己負担になります。

まずは医師にしっかり病状についての説明を求めて、
なるべく冷静に現状をきちんと把握する必要があります。

どのような治療が必要で、その治療にはいくら位の費用がかかるのか?
もしそれが払えない、ということであれば
正直に経済的に余裕がないことを告げて治療方法を相談する必要があります。

どのくらいまでなら払えるのかを冷静に考えて
どこまでの治療を受けさせて、どこからの治療をあきらめるのか、

金銭的な条件の中で、猫が一番苦しまない、
できるだけ安らかでいられる治療方法を医師と相談するのです。

信頼できる医師ならば、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
その上で最終的に、僕たち飼い主が決断しなければなりません。

払ってあげられる金額、かけてあげられる時間の範囲内で、
「自分にできるかぎりのことはやった」と思える最大限のことをするべきです。

飼い主として、あとで後悔しないような対処をしてあげたいものですよね。

自宅で看取れるかどうか

「もう長くはない」と診断されたとき、
知らない病院の中で最後を迎えるよりも、
大好きな家で見送ってあげたいと誰しも思いますよね。

しかし病状によっては、病院を離れてしまうと
痛みや苦しみを軽減できないまま亡くなってしまうこともあります。

家で看取ってあげることが可能かどうかは、医師とよく相談してから決めなくてはいけません。

亡くなってから弔いまで

遺体を清め、安置する

お湯で濡らして硬く絞ったタオルなどで、遺体を優しく拭きます。
毛並みを整え、よだれや目やになどを拭き取ってきれいにしてあげましょう。

その上で丈夫なダンボールなどを用意して、中に厚めのタオルなどを敷いて遺体を納めます。

保冷剤を当てて涼しい部屋に安置します。
夏場は冷房を効かせて保冷剤もこまめに取り換えます。
ビニール袋に氷を入れたものでも保冷剤代わりとして使うことができます。

弔いの方法

自宅で飼っている猫が亡くなった時、埋葬を自治体にお願いすると
「ゴミ焼却炉」を利用されるおそれがあります。
ゴミとして処理されるなんて、とても耐えられないですよね。
ですから僕はおすすめしません。

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ご自宅に庭があるという飼い主の方なら、
「埋葬」してあげると亡くなった猫も喜ぶのではないかと思います。

ダンボールや木など、土に帰りやすい素材でできた箱に、
花や猫が好きだったオモチャなどをいっしょに納めてあげると良いでしょう。

ただ、スコップで深い穴を掘るのは想像しているよりもたいへんなことです。
そのことは書き添えておきます。

私の家では民間のペット霊園を利用しています。
会社のスタッフが車で自宅まで引き取りに来てくれます。

花や棺の準備、火葬、埋葬まですべて行ってくれます。
費用は会社によって違うとは思うのですが、2万円見ておけば大丈夫だと思います。

ペットロスについて

受け入れるしかない

猫を飼う以上、お別れは必ずやってきます。
それは避けられないことです。

私の家は完全室内飼いですから、猫たちはみんな長生きしてくれます。
ですから、最後はみんな病気にかかって亡くなるという形になります。

慢性腎不全でやせ細って亡くなった子もいますし、
脳の病気で体の自由がきかなくなった子もいました。
20年生きて老衰で亡くなった子もいます。

もう、何日ももたない猫たちと向き合ったときに、
涙といっしょに出てくるのはいつも、感謝の言葉ばかりです。

「これまでたくさんの楽しみや幸せを与えてくれて、本当にありがとうございました。」

お別れの日が近づいている猫の目を見ながら
「ありがとうございました」の言葉ばかりがいつも出てきます。

猫も猫なりに、自分の死を受け入れているように思います。
私たち飼い主もやはり、猫の死を受け入れてあげなくてはいけません。

心からの感謝とともに、猫とのお別れを受け入れるしかない。
私はそのように思います。

ペットロスへの対処

ペットロスとは愛しい動物との別れに遭遇した飼い主の悲しみをとらえた言葉です。
僕の経験から言えば、時が解決してくれる、というのは確かにあると思います。

亡くなった当初は大きな喪失感にさいなまれますが、
ある時期を過ぎると「可愛かったなぁ、良い子だったなぁ」と
穏やかな気持ちで思い出すことができるようになります。

また、亡くなった子の代わりには絶対なれませんが、
家にいる他の猫たちから、
あるいは新しく迎え入れた猫から与えられる癒しや楽しみといったもので、
気がまぎれるということも確かにあると思います。

なにかにつけて亡くなった猫のことを、
楽しい思い出とともに穏やかな気持ちで思い出してあげることが
供養になるのではないかと、僕は思っています。

最後に

もう、ずいぶん前のことですが、
僕の職場の駐車場で猫が車に轢かれて亡くなっていたことがありました。

僕はその猫を「ゴミのように捨てる」ということがどうしてもできませんでした。
仕事が終わるまで、ジャンパーで亡くなっている猫をくるんで自分の車に入れておき、
仕事帰りに自宅近くの人間の「墓地」に穴を掘って埋めて手を合わせました。

看取り方、供養の仕方は人それぞれ。
形はどうあれ、気持ちを込めることが何よりも大切だと思います。
後から思い出したときに、悔いが残らない選択をしてあげたいものですよね。

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