猫の年齢の計算方法をご紹介 人間に換算すると何歳くらい?

猫の年齢の計算方法 高齢猫を大切にしてあげたい

猫は何年経っても無邪気な子供みたいですよね。
毎日見ているので外見の変化もそれほど感じられません。

「この子が家に来てから何年経ったかな?
野良で拾って病院に連れていったとき、2歳くらいだと言われたから
今、この子は7歳くらいになるな・・・」
なんて考えたりすることがあります。

猫の7歳は人間なら何歳くらいに当たるのか、すぐにはわかりませんよね?
そこで今回は、猫の年齢を人間の年齢に換算する計算方法をご紹介しますね。
猫の年齢の計算方法は?

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猫の年齢を人間の年齢に換算すると

まず知っておきたいのが、猫は生後1年で急激に成長するということです。
なんと人間でいうと18歳まで一気に成長してしまうのです。

そして1年半で人間でいう二十歳を迎え、2年経つころには24歳になっています。
その後は1年に4歳ずつ年齢を重ねていきます。

これを数式で表すと

24+(猫の年齢-2歳)×4

ということになります。

猫が現在7歳なら、

  • 7歳から2を引いて5
  • 4を掛けて20
  • 24を足して44

この式に当てはめると44歳ということになります。
思っているよりずっと年を取っているんですよね。

参考までに20歳までの換算表を載せておきます。
あなたの猫は今、何歳ですか?(^^)

  • 1カ月 1歳
  • 2カ月 3歳
  • 3カ月 5歳
  • 6カ月 9歳
  • 9カ月 13歳
  • 1年 18歳
  • 1年半 20歳
  • 2年 24歳
  • 3年 28歳
  • 4年 32歳
  • 5年 36歳
  • 6年 40歳
  • 7年 44歳
  • 8年 48歳
  • 9年 52歳
  • 10年 56歳
  • 11年 60歳
  • 12年 64歳
  • 13年 68歳
  • 14年 72歳
  • 15年 76歳
  • 16年 80歳
  • 17年 84歳
  • 18年 88歳
  • 19年 92歳
  • 20年 96歳

年齢を推測する方法

例えば野良猫を保護して家で飼うことにした場合など、
猫の正確な年齢は見ただけでは分からないですよね。

これから先、猫の健康に気を配ってあげるためにも、
またペット保険に加入するためにも、
だいたいの猫の年齢を知っておく必要があります。

猫の年齢は動物病院で推測してもらうことができます。
方法としては、主に歯の状態を調べる方法と、目の状態を調べる方法があります。

歯の状態を調べる方法では、
歯の色やすり減り具合、歯石の付き具合、歯の抜け具合、
また歯茎の状態などから、年齢を推測します。

目の状態から推測する方法は近年開発され、
より正確に猫の年齢を推測することができます。

眼球の中には水晶体と呼ばれるレンズがあります。
このレンズは年齢とともに少しずつ濁っていくため、
光を当てた時の反射が鈍くなっていくという特徴を持っています。
この特徴を利用して年齢を測定する方法になります。

ライフステージごとの特徴

猫の一生は年齢によるライフステージによって大きく3つの期間に分類されます。

  • 子猫期 0~1歳半ごろ
  • 成猫期 1歳半~7歳ごろ
  • シニア期 7歳ごろ~

それぞれの期間の特徴を見ていきましょう。

子猫期

この時期は母猫の助けがないと生きていくことが難しい時期です。
もしあなたが目も開かないような赤ちゃん猫を拾ってきたのなら
あなたが母猫の代わりをしてあげる必要があります。

子猫用ミルクを作ってシリンジで数滴ずつ与えたり、
肛門のあたりを刺激して排せつをうながしたり、
保温に気を配ったり、文字通りあなたが母親代わりです。

そして急激な成長を遂げるのもこの時期です。
1日に10~20グラムずつ体重が増えていきます。

生後1カ月(人間なら1歳)

生後2週ごろに目があいて耳が聞こえだします。
爪も出したり引っ込めたりできるようになります。
ヨチヨチと歩けるようになるのもこの頃です。

1カ月ぐらいで自分で体温調節をはじめて、
1カ月半くらいで乳歯が生えそろうので離乳食を食べられるようになります。
母猫の手から離れ自分で排せつもできるようになります。

喉をゴロゴロ鳴らしたり感情を表すようになります。
そろそろ乳離れの時期です。

生後2カ月(人間なら3歳)

瞳の色が子猫特有の青色(キトンブルー)から
その猫が生れ持った本来の色に変わってきます。
遊ぶことを覚え始め、母猫から狩りの仕方などを教わります。

いわゆる「社会化期」と呼ばれる時期で、この間にたくさんスキンシップをして
思いっきりかわいがって、いろいろなことに慣れさせておくと
家で飼いやすい落ち着いた社交的な成猫に育ってくれます。

生後3カ月(人間なら5歳)

体重が1kgを超えてきます。
乳歯が抜け始め、永久歯が生え始めます。

体がどんどん成長する大切な時期です。
猫の月齢や年齢に合った栄養価の高いフードをたくさん食べさせてあげましょう。

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体全体がふわふわの毛で覆われてきます。かわいいさかりです^^
元気いっぱいに走り回り、じゃれて遊び回ります。

生後6か月(人間なら9歳)

乳歯が抜けて永久歯が生えそろいます。
好奇心が旺盛で、まさにいたずら盛りです。

ふわふわだった毛はサラサラした感じに変わって、本来の毛並みになっていきます。
体つきも筋肉質でしっかりしてきて、顔つきも一人前です。

オスに発情が見られ始めます。
去勢・避妊手術をするなら、このころから可能になりますので
獣医と時期を相談してください。

成猫期

1歳(人間なら18歳)

ほぼ成猫の体格になります。
1歳の頃の体重が、その猫自身の本来の体重と考えられています。
フードも成猫用に切り替える時期です。

体は大人ですが、まだまだ子猫ような性格も残っていて、
無邪気にじゃれて走り回って遊んでいます。

まさに青春時代ですね^^
でもすぐに過ぎ去っていきます。
飼い主はこの頃の猫のことを心に焼き付けて、
ずっと大切に覚えておいてあげてくださいね。

1歳半で人間の20歳を迎えます。
猫の成人式です。

2歳~3歳(人間なら24歳~28歳)

成猫になって行動のパターンもしっかりできあがってくる頃です。
去勢をしていないオス猫なら、縄張りを見て回って他のオス猫とのケンカも増えてきます。

発情が最も盛んになるのもこの時期です。
メス猫を巡って、血みどろの激しいケンカになってしまうことも。
ケガや感染症に最大限の注意が必要です。

猫の命の安全を考えるのなら、去勢手術をして家の中で飼ってあげてほしいものです。

4歳~6歳(人間なら32歳~40歳)

何にでも興味を示して無邪気に遊んでいた子猫時代は終わりを告げ、
行動が落ち着いてきて貫禄も出てきます。
お気に入りの場所でのんびり過ごすことが多くなります。

子猫時代のように放っておいても勝手に遊んではくれないので、
じゃらし棒などを持って、飼い主の方から遊びに誘ってあげてください。

そして6歳を迎えるころには人間の40歳を迎えています。
飼い主からしたら、いつの間にかというか、あっという間というか・・・
少し寂しい気持ちになってしまいますね。

シニア期

7歳~8歳(人間なら44歳~48歳)

外見はまだまだ若く見えますが、
人間でいえばアラフォーとかアラフィフと呼ばれる年代です。

肥満の猫も増えてきますし、さまざまな病気も見られるようになる頃です。
歯に汚れが見られたり、歯の先が丸くなってきたりします。

フードを栄養価が高くて消化しやすいシニア用フードに切り替え始める時期でもあります。
寝ていることが多くなり、起きていてもじっとしていてあまり動かなくなってきます。

9歳~10歳(人間なら52歳~56歳)

動きが鈍くなったり、高いところに上りにくかったり
以前には見られなかった衰えが現れ始める時期です。

ちゃんと食べているか、おしっこはちゃんと出てるか、便秘してないかなど
普段の生活の中で病気にならないように注意してあげなくてはなりません。

老猫の入口に差し掛かっています。
毛つやがなくなりバサバサしてきたり、白髪が出たりする猫もいます。

11歳~13歳(人間なら60歳~68歳)

とうとう猫も還暦を迎えます。
人間と同じでまだまだ元気で動き回れる猫もいれば、
グッと老けてしまって動きに衰えが表れる猫もいます。

12歳を超えてくると飼い猫の平均寿命に近づいてきます。

口臭がしてきたり目やにが増えたり、毛がボサボサしてきたり、
老化が目に見えてわかるようになってくる年齢です。

とはいっても僕の家で飼っている猫はみんな
このくらいの年齢ならまだまだ元気でしたよ^^

14歳~15歳(人間なら72歳~76歳)

体が硬くなり気力もなくなり、爪とぎや毛づくろいがうまくできなくなる猫も出てきます。
そういう猫は爪が伸び、被毛の汚れも目立ってしまいます。

お風呂に入れるのは危険な年代ですので、
温タオルで拭いてあげたり爪を切ってあげたり飼い主が手をかけてあげてくださいね。

16歳~(人間なら80歳)

16歳になるころには人間でいうと80歳を迎えています。
もう立派な長寿猫です。

動作がゆっくりになり、一日中ひとつのところで動かないことが多くなります。

子猫時代から与えてくれた数々の幸せを思い出しながら
毎日優しく接してあげてください。
しっかり目を見て「おまえのことを大切に思っているよ」と伝えてあげれば
猫も嬉しそうな表情を返してくれるものです^^

最後に

人間の寿命がだいたい85歳くらい、飼い猫の寿命がだいたい15歳くらいだとすると、
猫の一生において、時間は人間の約6倍の速さで流れていくことになります。

まるでゴム毬のように無邪気に走り回っていた子猫も、
あっという間に飼い主の年齢を追い越していきます。

こういうことを考えると寂しい気持ちになってしまいますが、
だからこそ大切にしてあげたいという気持ちも増していきますよね。

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