猫の多頭飼いは先住猫の嫉妬に要注意!上手な2匹目の迎え方をご紹介

猫との暮らしで起こりがちな悩み事、心配事

僕はこれまでたくさんの猫を飼ってきました。
ですから常に多頭飼いです。

新しい猫を迎えたとき、先住猫の様子がおかしくなったり、何となく元気がなくなったりといったことは、確かにあったと思います。

今回は先住猫が新入り猫に嫉妬してしまう心理や、上手な2匹目の迎え方をご紹介しますね。

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先住猫が新入り猫に嫉妬する心理とは?

多頭飼い 先住猫の嫉妬について
猫の祖先は森の中を一人で行動する狩猟動物でした。
その性質は現代の猫にも受け継がれていて、本来は猫は単独行動が好きです。

しかし子猫時代から人間に飼われている猫は、飼い主を母猫のように慕う場合も多いのです。
また早い段階で去勢・避妊手術を受けると、猫は精神的に大人になれず子供らしい性格が残ることが多いとも言われています。

大人になっても気持ちは子供のまま。
食べ物を与えてくれたり優しく撫でてくれたりする飼い主を、いくつになっても子供の気持ちで母猫のように慕っているわけですね。

そこにある日突然、見知らぬ猫が家にやってきて、飼い主の関心が自分からその新入り猫に移ってしまったら・・・
嫉妬の気持ちが芽生えても不思議ではないですよね。

攻撃的になるとか、そういった目に見える変化があるわけではなくても、人知れず辛い気持ちを抱えてしまうということがよくあります。

そのような猫は食欲がなくなったり、元気がなくなったり、ひどい場合には過度なグルーミングから脱毛症を起こしてしまう場合まであるのです。

多頭飼いの際に心がけてあげたいこと

先住猫を優先する

多頭飼い 先住猫の嫉妬について
新しい猫を迎えたら食事や抱っこ、遊びなど、あらゆる場面で先住猫を優先してあげることが大切です。
飼い主が自分より先に新入り猫を撫でるのを見るだけでも、ストレスを感じてしまう先住猫もいるほどです。

最初のうちは特に新入り猫に関心が行ってしまうのは仕方ないことですが、だからこそ先住猫を優先してあげる気持ちが大切です。
新入り猫は先住猫が見ていないところで、たっぷり可愛がってあげれば良いのです。

特に心がけてあげたいことはコレ!

多頭飼い 先住猫の嫉妬について
猫にもいろいろな性格の子がいます。
多頭飼いをしていると、それぞれの猫の個性が自然と見えてくるものです。

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人間好きで甘え上手な猫もいれば、逆に甘えるのが下手で離れたところからジッと見ているような猫もいるでしょう。
甘えるのが下手な猫ほど嫉妬の感情を抱いて、人知れずストレスをためていたりするものです。

多頭飼いをしている場合は、複数の猫がいるタイミングで特定の猫を可愛がってあげても、他の猫のことが気になってしまって満足感をうまく感じられない場合があります。

他の猫がいない環境、あるいは他の猫の存在を感じにくい環境で、それぞれの猫を1匹ずつ可愛がってあげる時間を作ることが凄く大切です。
このことを特に心がけてあげると良いですよ。

上手な2匹目の迎え方

多頭飼い 先住猫の嫉妬について
2匹目を迎えるとき、新入り猫をいきなり先住猫にポンと会わせるのはリスクがあります。
まずは大きめのケージを用意してトイレや寝床、食事も全部入れてしまいます。とりあえず新入り猫はその中でしばらく暮らしてもらいましょう。

その環境で飼い主も先住猫もなるべくいつも通り、自然に過ごします。リラックスした雰囲気を演出するわけですね。
そして先住猫と新入り猫がケージ越しにお互いの存在に慣れてきたタイミングを見計らって対面させます。

猫同士の相性が良ければすぐに打ち解けて仲良くなるでしょう。
たとえ仲良くとはいかなくても、お互いに折り合いを付けるというか、ちょうど良い距離感で過ごすようになっていくものです。

ただし「もう大丈夫だな」と思っても、最初のうちは飼い主が留守の間は新入り猫をケージに入れておいた方が良いでしょう。
万が一のことがあったらかわいそうですからね。

最後に

多頭飼い 先住猫の嫉妬について

写真はうちのレン(右)と太郎です。
物おじしないレンと平和主義の太郎はとても仲が良いです^^

今回の記事の一番のポイントは、多頭飼いの場合は他の猫がいない環境、あるいは他の猫の存在を感じにくい環境で、それぞれの猫を1匹ずつ可愛がってあげる時間を持つことが大切だ、というところですね。

短い時間でも構わないのでそういう時間を作ってあげると、猫はその時間を楽しみに待ってくれるようになります。

これは何も新しい猫を迎えたときだけではなく、猫たちがお互いに慣れたあともずっと言えることです。
それぞれの猫の気持ちを尊重してあげることができる飼い主でいたいものですよね。

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