猫が食べ過ぎて困る!餌をあげてもあげても欲しがるときの対策を伝授

猫の食べすぎ対策 猫の食事に関すること

食いしん坊な猫は「餌をくれ!くれ!もっとくれ!」って
あげてもあげても欲しがりますよね。

可愛さに負けて、つい要求に応えてしまいたくなりますが、
ここはよく考えなくてはいけません。

欲しがるままにどんどん餌をあげていたら、
行きつく先はダルマみたいな肥満猫・・・

肥満は猫にとって、まさに百害あって一利なしです。
今回は猫が餌を食べ過ぎて困るときの対策をお伝えします。

猫が食べすぎるときの対策

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猫が餌を食べ過ぎて困るときの対策

ゆっくり食べさせる工夫をする

一番のポイントは、同じ量の餌でも、猫が満足感を感じられるように工夫することです。
なるべく食べ終わるまで時間がかかるように、ゆっくり食べるように・・・

わかりやすく言えば「かさまし」するということ。

ドライのカリカリでも、ウェットの猫缶でも、あげるときにそのままあげるのではなく、
ぬるま湯や鳥ガラスープ、魚の出汁などでふやかして増量して与えるというのは良い方法です。

また繊維質の生野菜を細かく刻んだり、すり鉢ですりつぶしたりして増量する方法もオススメです。

早食い防止用食器

楽天を見ていると、ゆっくりご飯を食べられる「早食い防止用食器」という商品が
結構いろんな種類販売されています。

凹凸のデザインになっていて、物理的に猫が少しずつしか食べることができないように工夫されています。

また遊ぶと餌がこぼれるおもちゃというのも売っています。

猫が手でチョンチョンと触ると、少しずつ餌が出てくる形になっていて、
自然とゆっくり食べるようになる仕組みです。

こういう商品が売れているということは、
それだけ同じ悩みを抱えてる飼い主が多いということなんですね。

餌を与える回数を増やす

1回に与える餌の量を少なくして、その分、回数を増やす方法も有効です。

例えば食事の回数が1日に1回だとしたら、
空腹の時間が長くなる分、ガツガツ食べてしまいますよね。
早食い、一気食いの原因になってしまいます。

逆に1回の量を少なくして、その分、回数を増やしてあげれば猫の満足感は大きくなります。

その際は、できるだけ決まった時間にあげるようにして
規則正しい生活を心がけてあげてくださいね。

ダメなものはダメと教える

決めた量を食べ終わっても、猫がしつこく「くれ!くれ!」と欲しがる場合は、
「ダメなものはダメ!」と毅然とした態度で教えてあげることも必要です。

僕もそうですが猫が好きな人間って、ねだられたらつい甘やかしてしまいますよね。
その度にあげていたら、それこそ猫の思うツボ。

「こういう表情をして、こういう声でおねだりしたら、いっぱい餌をもらえる♪」と
猫は学習する生き物なのです。

猫が餌を食べ過ぎる原因って何?

満腹感を認識できない

猫は基本的に早食いする動物です。
人間のように「しっかり良く噛んで食べた方が良い」なんていう意識は持っていません。

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それで満腹感を感じる前に「もっと食べたい!どんどん食べたい!」という欲求の方が勝ってしまう訳です。

保護したばかりの野良猫

野良猫は餌を十分に食べられず、いつもお腹を空かせている生活を強いられています。

ですから「食べられるときにたべておかないと、次いつ食べられるかわからない」
という意識になるのも仕方ないこと。
それでつい食べ過ぎてしまいます。

「ここにいれば、いつも餌をもらえる」という安心感を持ってくれれば自然に解決するでしょう。

成長期

成長期の子猫は、体を大きくするために成猫よりも多くのエネルギーを必要とします。
子猫が「くれ!くれ!」って言って食べ過ぎてしまうのなら、
本当に栄養が足りていないのかもしれません。

総合栄養食は猫の年齢によって与えるべき種類が分かれています。
しっかり「子猫用」と書かれている商品を、選んであげなくてはいけません。

去勢・避妊手術のあと

よく言われることですが去勢・避妊手術のあとは、
ホルモンバランスの変化、発情のストレスからの解放、運動量の低下などが原因で
食欲旺盛になる傾向があります。

そういうことを知ったうえで、飼い主が対処してあげなくてはいけません。
不妊手術後の猫用のフードというのもあるので利用してみるのも1つの方法です。

心理的な原因

心理的な原因としては主に2つあります。

1つ目は「飼い主の甘やかし」です。
さっきも言いましたが、猫の可愛さに負けて欲しがるだけ餌をあげてたら
猫は「こういう表情で、こういう鳴き方をすればいくらでも餌をもらえる」と学習してしまいます。

これは結局は猫のためにも飼い主のためにもなりませんから、
「ダメなものはダメ」としっかり教えてあげる必要があります。

もう1つはストレスです。
例えば、自分の他にもう1匹、別の猫が飼われたきたといった環境の変化で
ストレスを感じた場合、食べ過ぎるという症状を見せる場合があります。

病気の可能性

猫が「よく食べているのに痩せてきた」という場合は注意が必要です。
病気の可能性があるからです。

具体的には糖尿病と甲状腺機能亢進症です。
2つともある程度、年を取った猫に多く見られる病気です。

「食べてるのに痩せてきた」という症状が見られたら、
すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

最後に

今回は猫が餌を食べ過ぎるという問題について対策を中心に書いてきました。

「猫が餌を食べてくれない」という悩みに比べれば、気が楽といえば楽なんですが・・・

そうはいっても肥満は文字通り「万病の元」です。
また猫の肥満は飼い主の責任といっても過言ではありません。

猫がずっと健康で元気で過ごしてくれるように、食べ過ぎには気を配ってあげたいものですね。

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