猫の叱り方を考えるより「物理的にできなくする方法」を考えてみよう

猫の叱り方 猫の気持ちがわかるようになるために

困ったところに乗ってしまうとか、困ったところで爪をとぐとか、困ったところに粗相をしてしまうとか・・・
猫を飼っているといろいろと困ったことが起きますよね。

猫は叱ってわからせるということが、なかなか難しい動物です。
猫が困った行動をするときは、叱ってやめさせようとするよりも、物理的にできなくする方法を考えた方が良いですよ。

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今でも思い出す僕の体験談

猫の叱り方
繰り返しになりますが、猫が困った行動をするときには叱ってやめさせようとするよりも、物理的にできなくする方法はないかと考える方が良いです。

今でも忘れられない思い出があります。

うちの栗ちゃん(写真の猫、茶トラのメス)が、台所の流し台で粗相をする癖がついてしまったことがありました。
お湯を沸かそうと思って水道の蛇口をひねると、流し台にコロンとウンチがしてある、といった状態です。

本当にトイレとして気に入ってしまったようで、当たり前のように流し台で用を足してしまいます。
僕は根っからの猫好きですが、これには凄く困ってしまい精神的にも参ってしまいました。

あれこれ考えるよりは良いだろうと思って、ホームセンターで大きめの板を買ってきて、使わないときは流し台に蓋をしてしまいました。

結果的にこれは凄く効果があり、しばらくすると蓋をしなくても流し台で粗相することはなくなり、ちゃんとトイレでしてくれるようになりました。

このことは僕の中でも大きな成功体験として今でも残っています。
猫に対しては叱ってわからせようとするより、物理的にできなくする方法を考えた方がお互い幸せですよ(^^)

叱り方の基本は「短い言葉で、その場ですぐに」

猫の叱り方
物理的にできなくする方法を考えるのがベストではあるのですが、キチンと猫を叱ることが必要な場合もやはりあります。
そういう場合のポイントをお伝えしますね。

猫はいくら頭が良いと言っても、人間の言葉の意味を理解することはできません。
あくまでも人間の言葉を音声として認識して、その時の飼い主の態度や自分に起こったことと結び付けて記憶しているのです。
このことを踏まえると叱るときのポイントは次の通りです。

短い言葉で叱る


あれやこれやとガミガミと長い言葉で猫を叱っても、猫には伝わりませんし、嫌な思いだけが残るでしょう。

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「コラ!」とか「ダメ!」といった短い言葉を、いつもより大きく低い声で強く言いましょう。

その場ですぐに叱る

猫の叱り方
猫を叱るときは「その場ですぐに」がベストです。
叱るというよりも、猫の動きを止める意識で「コラ!」とか「ダメ!」と強く言ってみてください。

叱るときの言葉を決める

猫の叱り方
叱るときの言葉は1つに決めた方が良いです。「コラ!」に決めたならば、「コラ!」だけを使い続けるようにしましょう。

同じ「コラ!」でも、優しく諭すような「コラ!」と低い声で強く言う「コラ!」では、猫は違う音声だと認識してしまいます。
毎回同じトーンで叱らなくてはいけません。

また猫が同じことをしているのに、お母さんは叱るけどお父さんは叱らないとか、前回は叱られたのに今回は叱られないとか、ルールに一貫性がないと猫も戸惑ってしまいますよね。
気を付けてあげましょう。

天罰式という方法について

猫の叱り方
先程、猫を叱るというよりも猫の動きを止める意識で「コラ!」と強く言う、という話をしましたよね?
この意識をさらに発展させた「天罰式」という方法があります。

猫が困った行動を「しようとした瞬間」や「している最中」に、びっくりさせて行動を中断させるという方法です。

猫をびっくりさせる手段としては、手をたたいたり、霧吹きで水を掛けたり、鈴をたくさん入れた空き缶を猫のそばに投げたりといったことが考えられます。

「その行動をすると嫌なことが起こる」と猫が学習するように仕向けるわけですね。
このとき天罰を与えているのが飼い主だと、猫に悟られないようにできればベストです。

また物を投げるときは猫の体に当たらないよう、あくまでも驚かせることが目的だということを忘れないようにしてくださいね。

絶対やってはいけないこと

猫の叱り方
言うまでもないことですが、猫を相手に本気で腹を立ててはいけません。

怒鳴る、押さえつける、追いかけまわす、狭いところに閉じ込める・・・
こんな可哀そうなことは、たとえ何があってもやってはいけません。
体罰など論外です。

猫を相手に本気で腹を立てるような人は、最初から猫を飼うべきではないのです。

最後に

猫の叱り方
何をやってもどうしてもうまくいかないときは、あまり思い詰めてしまうと猫も飼い主も疲れてしまいます。

猫はぬいぐるみではなく、生き物です。
飼えば何かしら必ず飼い主の意に沿わないことも出てきます。

「猫を飼っているのだからある程度のことは仕方ない」と許容して、心の中で上手に折り合いをつけるということも必要だと僕は思います。

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