猫におやつをあげる効果的なタイミングをご紹介!おやつの種類も詳しく解説

猫の食事に関すること

おやつというのは、決して主食にすることはできません。
人間の場合なら疲れたときや、気分を変えたいときに少しだけ食べると効果を発揮しますよね。

猫にもおやつをあげる効果的なタイミングあります。

現在4匹の猫を飼っている我が家の「おやつ活用法」や、おやつの種類について詳しく解説します。

猫におやつをあげるタイミングと種類

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猫におやつをあげる効果的なタイミング

一番良くないのは、ダラダラと何となくおやつをあげてしまうことです。

猫が欲しがるからといって、おやつばかり与えていたら
猫も飼い主も感覚が麻痺して、それが当たり前になってしまいます。
こういう感じのあげ方は避けてあげなくてはいけません。

ではどうすれば良いのかというと、
おやつをあげるという行為に目的を持たせれば良いのです。

具体的には、次のようなタイミングが考えられます。

わがままで餌を食べないとき

僕の家の猫たちに関して言えば、おやつの活用法としてはこれが一番多いですね。

特に11歳になるメス猫の栗ちゃんが「コレいらない、アレもいらない」みたいに
わがままで餌を食べないことがあるんですよね。

そいういうときに総合栄養食のウェットフードにおやつを混ぜて
すり鉢ですり潰してドロドロにしたものをあげると食いつきが良くなったりするんですよ。

【うちの栗ちゃん。とってもわがまま^^】

ただし「わがままで食べない」という見極めが大事ですよ。
体の不調で食べられないということであれば、
すぐに動物病院に連れて行かなくてはいけません。

しつけやご褒美として

猫のおやつ

猫は「こういう時にこういうことをしたら、嬉しいこと(イヤなこと)があった」と学習する動物です。

例えば、飼い主が刺身を食べているときに、ジーッと見たら
少しだけもらえて嬉しかった、ということがあったら
飼い主が刺身を食べるたびに、ジーッと見るようになります^^

この猫の学習能力を利用して

  • 使ってほしい位置に置いた爪とぎを使ってくれたとき
  • 粗相をしていた猫がトイレでキチンとできたとき
  • おとなしく爪切りをさせてくれたとき
  • 動物病院に連れていく際にキャリーに入れるとき

などなど、おやつをあげるという行為に
「偉かったね、お利口さんにしてくれたね」という
しつけやご褒美の意味を持たせるのはとても良い方法ですよ。

 

コミュニケーションのツールとして

せっかく猫が好きなおやつをあげるのなら、
ただ何となくあげるのはもったいないですよね。

長い時間でなくていいんです。
1日に5分でも10分でも遊んであげる、かわいがってあげる、
そういうスキンシップの時間を意識して作ってあげるのはとても大切なことです。

その際にコミュニケーションのツールとして、
おやつを上手に活用するのは凄く良い方法ですよ。

回数と量を決める

猫におやつをあげるときは、回数と量を決めておいたほうが良いです。

1日に2回なら2回、3回なら3回というふうに飼い主自身で上限を決めておきます。
あげても大丈夫な量の目安は主食の1割程度です。

おやつをあげることが当たり前になってしまってはいけません。
特別感を演出してあげることが大切ですね。

おやつをあげない方がいい場合

おやつをあげない方がいい場合もあります。

食事の前

人間でもそうですが、御飯の前に大福やケーキなどを食べてしまうと、
それで空腹が満たされて肝心のメインディッシュが食べられなくなってしまいますよね。
まさに本末転倒。

猫にとってメインディッシュは総合栄養食です。
総合栄養食と水だけで、生きていくために必要な栄養素を全部摂ることができるのです。

総合栄養食を食べるのがおろそかにならないよう
食事の前におやつをあげるのは避けてあげてくださいね。

子猫時代

おやつに限らず猫に与えるフードには必ず「対象年齢」が書いてあります。
「生後●ケ月未満の子猫には与えないでください」と書かれている商品も多いので注意が必要です。

そもそも子猫時代は消化器官も未発達ですし、下手におやつに慣れてしまうと
将来、総合栄養食を受け付けなくなるリスクもありますので、最初から与えない方がいいですよ。

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療法食を食べている場合

腎不全や尿路結石といった病気の治療のために獣医師の指導で療法食を食べさせている猫に、
飼い主が勝手におやつを与えてしまうと治療の妨げになる可能性があります。

治療の効果を得るためにも、獣医師の指示にはきっちり従わなくてはいけません。

おやつの種類

一口に猫のおやつと言っても、いろいろな種類があります。

ドライタイプ

いつでもどこでも一番気楽にあげることができるのはドライタイプです。
スナックやクッキー、ビスケットなどがあります。

猫が食べやすい一口サイズが多く、あげる量の調整も簡単。
個包装になっている商品も多く、保存がしやすく外出先で与えやすいのも便利です。

ウェットタイプ

液体状で風味が強いので、ウェットタイプを好む猫は多いです。
噛まなくていいので高齢猫にも優しいですし、
水分量が多いので与えることで水分補給にもなります。

CMでお馴染みのチャオチュールなんかが、このタイプです。ねこのおやつ

本物タイプ

煮干し、カツオ節、かにかまなどの練り物、鶏ささみ、チーズといった
素材の食感をそのまま味わえるようなタイプ。

匂いも味も美味しく感じて、猫の食いつきが良い傾向があります。
食べ過ぎには特に注意が必要です。

ジャーキー

素材を乾燥させて作られたおやつで、噛み応えが抜群。

肉や魚が素材のジャーキーはたんぱく質が豊富で、猫の健康に役立ちます。
肉以外にもサツマイモやニンジンなどの野菜のジャーキーもあります。

フリーズドライタイプ

フリーズドライとは凍結させた食品を真空状態に置いて、
水分を蒸発させ乾燥させる製法です。

余分な保存料を使わずに、風味や栄養価を維持しやすいという利点があります。
長期保存ができるのも大きなメリットです。

おやつの選び方のヒント

健康効果が期待できるおやつ

おやつの中には、食べることで健康効果が期待できるものがあります。
具体的には次のような効果です。

  • 腎臓ケア
  • 毛玉ケア
  • デンタルケア
  • 尿路結石予防
  • 錠剤やカプセルを埋め込んで投薬補助になる

ただし飼い主だけの判断で、こういった機能をもつおやつを与えるのは避けた方がいいです。
獣医師に相談して、獣医師が薦めるおやつをあげた方が安心ですね。

カロリーの低さで選ぶ

おやつは与えすぎると肥満の原因になってしまいます。
体重が気になる太り気味の猫には低カロリーのおやつを選んであげてください。

ドライタイプやジャーキーよりも、ウェットタイプのおやつの方が低カロリーです。

原材料のシンプルさで選ぶ

キャットフードに比べておやつは原材料がシンプルなものが多いです。
「かつお」とか「ささみ」とか、原材料が1種類だけという商品もたくさんあります。

こういった商品は素材そのものに近い状態で加工したものということがわかります。
猫の健康のために、原材料のシンプルさに注目するのも一つの考え方です。

例えばこの商品でしたら、主な原材料はカツオのみで保存料や着色料も使われていないことがわかりますね。

食いつきの良さで選ぶ

猫は食べるかどうかを「匂い」で判断する動物です。
匂いが強いものを好む傾向があります。

そういう意味では、匂いが立ちやすいウェットタイプや
肉や魚の素材の香りがしっかりとついた本物タイプやジャーキーなんかは
食いつきが良くなる可能性が高くなります。

また猫は同じ味だとすぐに飽きてしまいます。
一袋に複数の味が入っているタイプのものや、様々な味の種類がある商品が便利ですよ。

最後に

おやつは猫にとって絶対に必要なものではありません。
基本はあくまでも総合栄養食です。

総合栄養食と水だけで、猫が生きていくために必要な栄養は摂れます。
このことは忘れてはいけません。

おやつはあくまでもアクセント。

しつけのご褒美やコミュニケーションツールとして
タイミングを計って、上手に利用することが大切です。

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