猫が餌を好き嫌いして食べないときの対策を伝授。効果抜群の我が家の方法

猫が餌を好き嫌いするときの対策 猫の食事に関すること

「あれ嫌い!これも嫌い!」って猫が餌を好き嫌いして食べないときってありますよね。

「これなら食べてくれるかな?」と次々に別の餌を与える人もいると思いますが、
病気でさえなければ、甘やかすのは猫のためにも飼い主のためにもなりません。

今回は効果抜群の我が家の方法をはじめとした、いろいろな対策をお伝えしていきます。

猫が餌を好き嫌いする件

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効果抜群の我が家の方法

猫が好き嫌いして餌を食べないときに我が家でいつもやってる方法・・・
それはすり鉢ですりつぶして与えることです。
ドライフードはもちろん、ウェットフードでもすりつぶしてからあげます。

この方法の良いところは、簡単にいろんな種類の餌をブレンドできることです。
本当に食べないときは、それこそ好物の煮干しとかアジの開きとか、鳥のささみなどを
少し加えてすりつぶして与えることができます。

猫は一般的にトロミのある食感が好きと言われています。
そういう意味でも、すり鉢ですりつぶすと簡単にトロトロ、ドロドロになります。

猫の食器にちょうど良い小さいすり鉢も売っています。
こういうのを使うと、すりつぶしたらそのまま猫にあげることができて便利ですよ。

【うちで使っている猫用すり鉢。そのまま食器になります♪】

ちょっとわかりにくいですが、小さいけれどちゃんとすり鉢になっています。
すり鉢が小さいとすりつぶすのも簡単です^^

猫が餌を好き嫌いして食べないときの対策

甘やかさない

何かの病気や痛みで食べれなくなっているのではない、ということが大前提ですが、
明らかに元気なのにもかかわらず、好き嫌いを言って食べない場合は、
次々に違う餌を出す、ということをやめてみた方が良いです。

「わがまま言って食べないんだったら、今日はもう食べなくていい」と叱って
思い切って片付けてしまうことです。

次の日になったら、さすがに猫もお腹が空いて食べてくれるはずです。

ローテーションで順繰りに回す

いくら甘やかすのが良くないといっても、毎日毎日同じ餌ばっかりあげていたら、
さすがに猫も飽きてまうということもあるでしょう。

「これは食いつきが良い」っていうキャットフードを何種類か確保して、
ローテーション順繰りに回していくのは良い方法ですよ。

以前に飽きて食べなくなったフードでも、月日が経てばまた食べてくれるものです。
ですから「これがダメなら、こっちがある」というフードが、多ければ多いほど安心ですね。

このとき一つ大事な注意点があります。

順繰りに回すキャットフードは、
必ず「総合栄養食」と表示されているものを選んであげなくてはいけません。

総合栄養食とは、これと水さえ与えてあげれば
猫が元気に生きていける栄養が配合されているフードのこと。
主食にできるということですね。

逆に「一般食」とか「おやつ」と表示されているフードは、主食にはできません。
そればかり与えていると栄養が偏ってしまうからです。

あくまでも主食は総合栄養食。これが鉄則になります。

今までの餌に新しい餌を混ぜ込む

シニア用のキャットフードや療法食に切り替えるときに、よく見られるのですが、
猫が今まで食べていたものに比べて「味気なくておいしくない」と感じて
食べなくなってしまうことがあります。

そういう時は、今まで食べていたお気に入りのフードに、
少しずつ混ぜ込んでいく方法がおすすめです。
猫の食いつきを見ながら、徐々にシニア用や療法食の割合を増やしていってあげる感じですね。

その際、最初に紹介したすり鉢ですりつぶす方法が凄く役に立ちますよ^^

食べやすくなるように工夫してあげる

猫はニオイで判断する

猫は食べるか食べないかをニオイで判断する動物です。
味よりもニオイなんですね。

キャットフードは開封して空気に触れると、徐々に酸化していきます
リンゴの切断面は時間が経ったら茶色になりますよね?
あれが酸化です。

キャットフードも酸化すると、ニオイや風味が落ちてしまって猫が食べない原因になります。

開封して余った分は、乾燥剤と一緒にビンに入れて密封して保存しましょう。
ビンに入りきらなければ密閉して冷凍です。
冷凍した際は自然解凍で、また使えるようになります。

そもそも、そういうことをしなくて済むように、
小袋に個包装されてるフードを買うのも賢い方法です。

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また缶詰などのウェットフードを与えるときは、
電子レンジで人肌程度に温めるとニオイが立って猫の食いつきが良くなりますよ。

トロミのある食感

猫は水分量が多くてトロミのある食感を好みます。

いつも食べていたドライフードを食べなくなってしまった場合は、
ウェットフードをあげたら食べることもよくあります。

ウェットフードにも総合栄養食がありますので、
継続して与える場合はそれを選んであげてくださいね。

また同じドライフードでも、ぬるま湯や鳥ガラスープ、魚の出汁などをかけてふやかしてあげたり、
すり鉢ですりつぶしてあげるとトロミも出ますし、ニオイも立ちやすくなりますので
猫の食欲を刺激する可能性がグッと高まります^^

食事の時間と量をきっちり決める。

人間でもそうですが、お腹が空いてるからこそ、食事がおいしいわけですよね?
猫も空腹になる時間を作ってあげることが大切です。
特になかなか餌を食べてくれない猫なら、なおさらです。

朝と晩に1日2回、与える餌の量もしっかり決めて、
規則正しい食生活を習慣づけてあげた方が良いです。

僕の家も1日2回ですが、餌の準備を始めると「早く!早く!」と
みんな大きな声で鳴いてせかしてくるほど楽しみに待ってくれています^^

生後6か月くらいまでが大事

生後6か月くらいまでの子猫時代のことを「社会化期」といいます。
この社会化期の間に、できるだけいろいろなこと・・・
人間に慣らしたり、キャリーバッグに慣らしたり、同居猫に慣らしたり、
いろいろなことに慣らすことができれば、人なつこい飼いやすい猫に成長すると言われています。

食事の面もそれは同じです。
社会化期の間に、いろんなメーカーのいろんな食材のキャットフードに慣らしておくことが
好き嫌いの少ない、なんでもよく食べる猫に育てるポイントになります。

猫が好き嫌いをする原因

贅沢になってしまっている

そもそも放浪生活を余儀なくされて、
いつもお腹を空かせている野良猫が好き嫌いをするでしょうか?
しないですよね。

毎日、何もしなくても十分すぎるくらいに餌をもらえる飼い猫は、
どんどん贅沢になっているのです。

さらに飼い主が甘やかして猫が好きなおやつばかり与えたりすれば、
「これを食べなければ、もっとおいしいモノがもらえる♪」と学習してしまい
どんどんわがままになっていきます。

これは猫にとっても飼い主にとっても良くないことです。

体に異常がなく明らかに元気であるなら1日くらい食べなくても問題ありません。

「わがまま言って食べないのなら、食べなくていい!」と叱って、
あえて餌を与えないことも愛情です。

人間の食べ物を与えることが習慣化している

僕たち人間が食事中に、猫が食卓に乗ってきて「欲しい!欲しい!」とせがんできたら
かわいらしさに負けてついあげたくなるのが人情ですよね。

でも人間の食べ物は猫にとって塩分が多すぎるものがほとんどです。
塩辛いものに慣れると、それがどんどんおいしく感じるのは人間も猫も同じこと。
塩分の取りすぎは猫の腎臓に負担をかけ、将来、猫が腎臓病で苦しむリスクを高めます。

また人間には何の問題もなくても、
猫にとっては食べると中毒を起こしてしまうような危険な食べ物もたくさんあります。

人間の食べ物を与えるのは、猫にとって百害あって一利なしです。

フードの状態や食事の環境が悪い

先ほども言いましたが、キャットフードの保存状態が悪いと
酸化が進んでしまってニオイや風味が落ちます。

また猫はとてもキレイ好きなので、食器が汚れていたり、
食事場所がトイレに近かったりすると嫌がって餌を食べない場合もあります。

このあたりのことを「わがまま」と言ってしまっては猫がかわいそうですよね。
飼い主としてしっかり気を配ってあげなくてはいけません。

病気の可能性

猫が餌を食べない原因で一番怖いのは病気の可能性です。

口内炎が悪化して痛くて食べられないとか、
内臓の疾患でも食べられなくなる病気がほとんどです。

飼い主が注意深く見てあげて、これは本当におかしいとなったら
迷わず動物病院に連れていってあげてください。

最後に

病気でさえないのであれば、猫が好き嫌いをして餌を食べないのは、やはりわがままです。
そしてその原因を作っているのは僕たち飼い主です。

例えばお腹を空かせた野良猫に餌をあげたら
「次はいつ食べられるかわからない」という気持ちが働いて
思いっきりガツガツ食べることでしょう。

しかし飼ってもらって、毎日十分な餌を与えてもらうようになると、
それが当たり前になってしまって、猫はありがたみを忘れていきます。

好き嫌いが激しくて餌を食べない猫は、幸せすぎる暮らしをしている証拠でもあるわけですね^^

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